看護学校合格マガジン(第12号 1999年4月20日発行)

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今回は、看護系模試について説明します。

模試を一度も受けないまま、受験本番を迎える方が時々あります。これは、海図を
持たずに航海するようなものです。潮任せ、風任せ。漂流状態ですね。あっちへふ
らふら、こっちへフラフラ。運が良ければどこかの海岸にたどり着くかもしれませ
んが、その確率は高くはありません。

また、11月頃になって初めて模試を受ける人もいます。どの学校もE判定かD判定
ばかりの成績表を見て青くなる人も多いです。

模試は絶対に受けなければなりません。しかも定期的に、計画的に。受験勉強は、
志望校を決めてスタートする。志望校のない受験勉強はもっとも効率のわるい方法
の一つです。志望校を決めて、その学校に必ず合格するよう努力しましょう。その
ためには、自分の今の学力と志望校の合格レベルの差を知っておく必要があります。

受験はよくマラソンにたとえられますが、ゴールまであと10キロなのか20キロ
なのか、なんとまだ40キロ(!)も残っているのか。これがわからなければ走り
ようがありません。「今まで全然勉強していないから、もう少し勉強してから模試
を受けます」という人がいますが、こういう発想では必ず遅れをとります。受験勉
強を2年も3年も続けるつもりなら、別にかまいませんが、皆さんにはあと最大10
ヵ月しか残されていないのです。

とにかく今の自分のポジション(看護受験生の中でどのくらいの位置に自分がいる
のか。上位なのか、平均レベルなのか、底辺なのか)を知ること。これは最優先で
す。もちろん場合によっては、模試の結果に応じて志望校の再検討を迫られる場合
もあるでしょう。

ゴールまであと40キロあるが、とても走りきれそうにないなんて弱気になる場合
です。フルマラソンをやめて、ハーフマラソンにするとか、ミニマラソンに変える
とかそういった問題がまた生じますが、それはまだもう少し先の話です。

さて、どこの模試を受けるかですが、「東京アカデミーの模試」がやはり定番で
しょう。模試の受験目的の一つに「看護受験生の中での自分のポジションを知る」
がある以上、「看護受験生が一番多く受験する模試」を受験すべきです。
東京アカデミーのホームページによると、今年度の第一回模試は6月6日(日)で
す。早い目に資料を取り寄せて、受験の申し込みをしてください。
くわしくは、こちらをご覧ください。
http://www.mmjp.or.jp/tokyo-ac/framemed.htm

もちろんこれ以外にもいくつか看護医療系模試があります。たとえばガイドブック
を推薦したさんぽうでも年4回行なっています。ちなみに第1回は4月(!)です。
この他、地元の予備校主催とか探せば他にもあると思います。それらを受験される
場合は一応受験者数はチェックしてみてください。あまり少なすぎると、算出され
るデータの意味が無くなってしまいます。

模試を受験する際注意すべき点がもうひとつあります。それは、できるだけ公開会
場で受験するということです。自宅解答形式の模試もありますが、やはり緊張感に
欠けます。

地方の方で、公開会場まで2時間も3時間もかかるという方もあるかもわかりませ
んが、この場合でも公開会場に行くべきです。模試が毎月あるならともかく、たか
だか年4回か5回です。多少交通費がかかっても、こういう費用をケチるべきでは
ありません。

なるかんのアドバイスです。
6月6日の東京アカデミーの看護医療模試を公開会場で受験しましょう。

また、模試は定期的に受けなければなりません。年4回あるのなら、それをすべて
受けるべきです。これは、自分の学力アップの状況が他の受験生に比べて上回って
いるかどうかを判断するためです。

模試=偏差値という図式があります。まあ、そう考えてもいいでしょう。ただし、
偏差値の意味をしっかり理解しておく必要がありますよ。偏差値とはある受験者集
団の中での相対的な位置を示す数値です。偏差値が50ということは、その受験者集
団の中で平均レベル、100人中上から50番くらいということです。偏差値60なら100
人中上から16番くらい、偏差値40なら、100人中上から84番くらい。大雑把にはこん
なイメージです。

受験者集団が異なれば、偏差値は比較できません。たとえば、国公立大受験生が多
く受験する駿台模試を看護専門学校受験生が受けて、偏差値が40だったとしても、
その数値にはほとんど意味がありません。国公立大受験生100人中84番。このデータ
を看護学校受験のデータに換算できない、つまり看護学校受験生100人中何番くらい
になるのかわからないから、受験しても意味がないということです。

同じ模試を受けつづけると、毎回大体同じような受験者集団ですから、第1回では
偏差値40(=100人中84番)、第2回では偏差値50(=100人中50番)、第3回では
偏差値60(=100人中16番)と比較でき、自分の学力がアップ(もちろんダウンも、
でも皆さんには、そうならないでほしい)していく状況がよくわかります。これが
一番の励みになります。

ちなみに、このマガジンで書いていることを確実に実行したら、必ず模試のたびに
成績(偏差値)が上がるはずです。

模試の資料を取り寄せて、年間の模試の日程を手帳なりカレンダーなりに書き込ん
で何より優先してください。模試は受ける。受けつづける。これがポイントです。
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には、きっと他の人も困ったり悩んだりしているはずです。
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メールソフトの設定をいじっていてミスってしまったらしい。文字化けメールを送り
続けていたようだ。昨日、今日と指摘されてやっと気づいた。質問メールへの回答で
万一文字化けメール送っていた方があればごめんなさい。ご連絡頂ければ、きちんと
読めるメール、再度お送りさせていただきます。

See You Again!
Bye Bye …