現在28歳のワーキングマザーです。来春の看護学校入学を目指します。社会人入試について教えてください。
社会人入試(受験ではなく入試)というのは自己推薦入試に近いものです。
学科試験の成績ではなく、面接や小論文などでやる気や適性を見て、それで合格者を決めるというものです。
昔、高校でやったとはいえ、特に高校や大学を出て時間が経っている人の場合は、国語はまだしも英語や数学やまして生物などとっても負担に感じるようです。その点、社会人入試はこうした学科なしで試験を受けられる場合が多く、人気が高いです。
「社会人」の定義は、各学校によって異なります。
多くの学校では、大学生も「社会人」に含まれるようですが、勤務経験○年以上という学校もあります。
この点は、各学校の募集要項を見るなり、電話で問い合わせて自分で確認する必要があります。
社会人入試を行なうかどうかは、各看護学校が独自に決めることですから、実施している学校もあれば、実施していない学校もあります。
今年度から社会人入試を始める学校もあります。
自分が受験したい学校についてはできるだけ早い目に直接問い合わせて、社会人入試の有無を必ず確認してください。
入試科目に学科試験が無く、面接と小論文だけといっても、このことで「社会人入試が受かりやすい」ということには全くならないので注意してください。
これは、
①社会人入試の定員が少ない。
②受験者が多い。
③対策が立てにくい
などがその理由です。
本気で看護職をめざすのなら、一般入試をメインにして、社会人入試で合格できればラッキーと考えることです。
社会人入試だけに絞って小論文しか勉強していないと、社会人入試に失敗したら、その年の受験は終わり。
また、1年待つ必要があります。
尚、社会人入試で不合格でも、一般入試で再度同じ学校にチャレンジすることは可能です。
学校によっては、社会人入試より一般入試のほうが倍率が低く入りやすいこともありますから、「社会人だから、社会人入試」と単純に考えないことです。